蛮族の本懐

Ne quid nimisというモットーに抗うための試み。

大物YouTuber“Syamu_game”の軌跡を辿る旅(2):二色の浜公園

前回のおさらい

 本連載を最初から読みたい方は以下のリンクからどうぞ。

rasiel9713.hatenablog.com

 2018年10月6日(土)から10月8日(月・祝)にかけて、Wake Up, Girls! FINAL LIVE TOUR -HOME- Part II: FANTASIA・大阪公演の合間を縫って、伝説の大物YouTuber “Syamu_gameの聖地巡礼に行ってきた。本エントリでは、2日目昼公演の前に訪れた二色の浜公園の様子をお届けする。

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Wake Up, Girls! 解散に寄せて ~インティマシーの向こう側へ~

2019年 年頭の御挨拶

 皆様、明けましておめでとうございます。「平成最後」が枕詞のように連呼されたアホらしい一年が過ぎ、新年が到来しましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。今度は「(新元号)最初」がバカの一つ覚えで連発されるのかもしれませんね。

 昨年の年頭の御挨拶で以下のように宣言したはいいものの、小樽旅行記についてはとうとう書き終わりませんでした。論文や報告では「捨てる」ことが重要、とはよく言われますが、ブログにおいても敢えて記事にしない、即ち「捨てる」ことが大切なのかもしれません。今年は一つ一つの記事で何を伝えたいのか、という観点も持ちながら書いていく所存です(言い訳をしましたが、執筆に着手できず、すみませんでした)。

今年も無事故・無違反で楽しいオートバイライフを送りたいと思います。そして、アマチュア歴史家として、声優/アイドルヲタクとして、面白い切り口で文章を皆様に届けられるよう、引き続き精進して参ります。ご指導ご鞭撻のほど、どうぞよろしくお願い致します。まずは、北海道積み残し分の小樽旅行記を書き上げられるように頑張ります!

2018年 年頭の御挨拶 - 蛮族の本懐

 さて、私は2014年以来、声優ユニット(Wake Up, Girls!)ライブアイドル(NEXT少女事件)の現場ヲタクを二足の草鞋で続けてきました。しかし、2017年3月20日、NEXT少女事件が解散して名誉共犯者となった私は、主現場を移して転戦することなく、ライブアイドル現場から遠ざかりました。NEXT少女事件の解散後、友人から勧められたライブアイドルを何組か見ましたが、どうしてもステージをじっと見ていることしかできず、フロアと自分が一体になって溶けていくような熱狂を感じることはできませんでした。友人モチベでライブハウスに顔を出し、同窓会的なノリで無理に暴れても虚しいだけで、2018年1月を最後に「地下」へは全く行かなくなりました。こうして、私が通う現場はWake Up, Girls! ただ一つとなったのです。

 そんな私にとって、2018年6月15日、Wake Up, Girls! が2019年3月をもって解散するという告知がされたことは、一時代の静かな終わりを意味していました。しかしそこにあるのは、絶望や悲哀といった感情とは一寸違うものでした。現場ヲタクとしての私が終わり、新たなフェーズに入る。そこにはある種の解放の喜びも伴っていたからです。だからこそ、解散の前に、Wake Up, Girls! がきっかけで得た多くの経験に「ありがとう」の言葉を残さなければならないと思いました。今回は、谷部(id:tani-bu)の同人誌『声ヲタグランプリ』19号(2018年8月刊行)に寄稿した「Wake Up, Girls! 解散に寄せて」という文章を、ブログ向けに体裁を整えて公開します(ただし、原文には手を加えていません)。2019年1月5日から始まるWake Up, Girls! FINAL LIVE TOUR -HOME- Part 3: KADODE、そして来たる解散に向けて、気持ちの整理が難しいファンはたくさんいると思います。以下の「隙自語」が皆様の整理の一助となれば幸いです。

 今年もどうぞよろしくお願い致します。

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大物YouTuber“Syamu_game”の軌跡を辿る旅(1):貝塚駅周辺スポット

はじめに

 2018年10月6日(土)から10月8日(月・祝)にかけて、Wake Up, Girls! FINAL LIVE TOUR -HOME- Part II: FANTASIA・大阪公演の合間を縫って、伝説の大物YouTuber “Syamu_gameの聖地巡礼に行ってきた*1。この時は知る由もなかった。まさか、彼がカムバックを果たすことになるとは……。そう、2018年11月24日(土)の夕刻、Syamu_game本人がTwitterライブ配信を行い、長い沈黙を破って生存報告を遂げたのである。「Syamu復活」という話題性に便乗する形にはなるが、これから数回にわたって、貝塚の「いま」についてのインテリム・リポートをお届けすることにしたい。

*1:本エントリではSyamu_gameについて詳細な説明は割愛する。もしSyamu_gameを知らない読者がいたら、本文リンク先のSyamu_game@ウィキを適宜参照されたい。

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便乗 第5回大本山スタンプラリー(2):成田山新勝寺 前篇 ~香取神宮 聖地巡礼~

前回のおさらい

 本連載を最初から読みたい方は以下のリンクからどうぞ。

rasiel9713.hatenablog.com

今回の行程について

 2018年9月17日(月・祝)、2ヶ月ぶりにTOURING SEROWで日帰りツーリングに行ってきた。行き先は真言宗智山派の大本山の一つにして、「電車で行こう!第5回大本山スタンプラリー」の目的地の一つでもある成田山新勝寺。相変わらず御朱印にもスタンプラリーにも興味はないが、私は筋を通す人間である。気まぐれで始めた大本山巡りだとしても、投げ出さずに最後までやり抜きたい。

 成田山新勝寺と高尾山薬王院のどちらを二番目の訪問地とするかは悩みどころだったが、自民党総裁選に絡む「聖地巡礼」(後述)を同時に行うべく、前者を行き先に選んだ。成田山新勝寺の近くには、現政権の宗教的イデオロギーを理解する上で外せない重要スポットの一つ、香取神宮があるからだ。そう、お察しの通り、今回のエントリは看板に偽りあり、成田山新勝寺は「聖地巡礼」のオマケに過ぎないのである。早速、香取神宮のことを書き連ねていこう。

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便乗 第5回大本山スタンプラリー(1):川崎大師平間寺

はじめに

 2018年9月2日(日)、Wake Up, Girls! ファンミーティング「もっともわぐらぶ愛してる」川崎公演に参加するついでに、川崎大師へ行ってきた。

 川崎大師へは一度も行ったことがなかったのだが、京急電鉄・京成電鉄・京王電鉄が共催する「電車で行こう!第5回大本山スタンプラリー」の広告を見て、にわかに興味が湧いた。普段あまり行く機会のない川崎に行くのだから、折角だしプチ観光もしようか、程度の軽い気持ちで川崎大師行きを決めた。

www.keikyu.co.jp

 京急川崎駅から京急大師線で約5分、13時過ぎに川崎大師駅へ到着。朝方は雨が降っていたが、昼頃から曇天となったため、傘の出番はなかった。

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山本寛と歴史修正主義 ~「どん底」と「新章」のあいだ~

はじめに

 2018年8月17日、アニメ・声優オンラインメディアのAniumに「特集 山本寛 第1回『君たち7人は、どう思っているのか』」と題したインタビュー記事が掲載された。『Wake Up, Girls!』シリーズの生みの親でありながら監督を降板させられ、EXILE(まさに日本!)の憂き目に遭った山本寛にインタビューを敢行し、真偽不明ながら暴露的な内容まで開陳したこの記事は、ワグナー(Wake Up, Girls! ファン)を始めとしたアニメ・声優ファンに大きな反響をもって迎えられた。

anium.jp

 この記事に対する反応は大別して、山本に対する憎悪・憤怒とWake Up, Girls! のメンバーやスタッフの不義理に対する非難に分かれているように思われる。私は「信者」ではないので、盲目的にWake Up, Girls! メンバーの肩を持つ気はないが、程度の差こそあれ、山本という作家に対して否定的な評価を下している一人ではある。否定的といっても、そこにはアンビヴァレントな感情があるのだが(後掲の参考記事を参照)、ともあれ折角の機会なので私の山本に対する態度を明らかにしておこうではないか。そう思ってこのエントリを書いている。

 このエントリは、谷部(id:tani-bu)の同人誌『声ヲタグランプリ』18号(2017年12月刊行)に寄稿した『Wake Up, Girls! 新章』レビューを、ブログ向けに体裁を整えて公開するものである。なお、ハイパーリンクや註釈を付した以外、原文には手を加えていない。このエントリが、皆様の『Wake Up, Girls!』批評、いやアニメ・声優批評の一助となれば幸甚である。

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